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第9回 世界湖沼会議

平成13年11月11日〜16日開催


<当日のパネル風景>

テーマ: 湖沼をめぐる命といとなみへのパートナーシップ
〜地球淡水資源の保全と回復の実現に向けて〜
Partnerships for Sustainable Life Environments:
Makinf Global Freshwater Mandates Work
 パネルセッションにて理事長勝田久子が発表しました。
 演目は「パピルス葦による水質浄化と産業の創造」で、日本に於ける古代エジプトの遺産パピルスを用いた研究発表は、世界湖沼会議の名に相応しく、環境保護に国境はないと言うグローバルな精神を根幹に表していました。

 

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書道藝術9月号に特集記事!
 現代書家の巨匠玉野白庭氏の特集が書道藝術9月号に12頁にわたり掲載されました。
 氏の書と融合したパピルス和紙、古代紙はその芸術性を確実な物にし、『紙』としての発展性に大きな希望を見いだしました。

−玉野白庭氏の書と融合−
 玉野白庭氏は書作活動を通じて、神戸パピルス研究所の活動を積極的に支えている。今年の6月神戸大学で大規模なシンポジュウムが行われ、会場ロビーでは氏の作品展も催され好評を博した。ここに提出された作品のほとんどは、パピルス紙が使われているのだが、氏の環境保護にかける情熱と、書作家としての感性が、見事に結びついた作品群であると言えるだろう。
 パピルス紙であることにも依るが、にじみよりも渇筆がちになり、線も研ぎ澄まされたような鋭い切れ味を見せている。パピルスの繊維がくっきりと見て取れ、これらが相俟って、環境問題に立ち向かう氏の不退転の決意といったものも伝わってくる。
 冒頭の「我々の使命は・・・」は、この研究所の理念で国連にも寄贈され、世界の環境問題の標語として広めようとしている。「きれいな地球を・・・」と共に高らかに宣言する活動のマニフェストである。読みやすい漢字かな交じり書は、観る者に確かな意味を誤りなく伝えていくだろう。繰り返される「地球」「地球人」という文字に、氏の熱い思いが込められているに違いない。
 玉野白庭氏の書家として魅力的な作品を期待すると共に、環境保護とも結びついた多面的な活動に多くの人が触発されるだろうし、注目も集めることだろう。大きく花開いて欲しいと切に願うのは、評者だけではない。(文・北村仁志)
<書道藝術9月号より抜粋>
 
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イシス(I’SIS)計画
 
 神戸パピルス研究所が設立されて10年、会員皆様の応援を受け地域の環境保全活動(パピルス草栽培で休耕田活用、パピルス草による溜め池の水質浄化)を行ってまいりましたが、活動を拡大する為には収穫した乾燥パピルスの利用が不可欠です。
 現在は手漉き和紙に加工し書道紙等に利用していますが、より需要の大きい壁紙市場に参入し、乾燥パピルスの消費が増えれば地球環境保全の為パピルス草の栽培地が拡大します。
  この目的を達成するべく本年9月より産学共同事業としての『イシス計画』をスタートさせました。
  イシスは古代エジプトの女神。オシリスの妻で母なる大神。夫の死骸を見つけだし、愛の力で復活させた再生の女神とされている。
  この古代神話から、地球環境の保全、再生を目指す今回のプロジェクトを『イシス計画』と名付けました。
参加企業・団体名
  • 神戸大学共同開発センター
  • 香川大学農学部
  • 神戸パピルス研究所
  • 旭興株式会社
  • 新富士製紙株式会社
  • 西島和紙原料協同組合
  • (有)コスモファーム
  • (株)さくら緑化
  • (株)丸島アクアシステム
 
忘年会(持ち寄りパーティー)
 平成13年12月28日(金)午後4時より神戸パピルス研究所に於いて、2001年を締めくくる忘年会を行います。
  手狭なスペースですが、志を同じくした様々な職種の会員と出会える数少ない機会ですので、時間にゆとりのある方は、気軽にお越し下さい。
  気の置けない同志となりましょう。
 
パピルス草の刈り取り作業
 
 11月17日(土)にパピルス草の刈り取り作業を行いました。立冬が過ぎたというのに天候に恵まれ、少し暖かい中40名以上の参加者と共に刈り取り作業を行うことができました。
  今年の刈り取り作業は環境保護への意識が高まっているのを象徴するように20代前半の若者たちで賑わいました。
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